日本のビールもダイバーシティへ
ビールとは

クラフトビールの種類(ビアスタイル)

クラフトビールのビアスタイル(種類)は多数存在しており、日本地ビール協会の「ビアスタイル・ガイドライン1208」によるとその種類は100種類を超す分類となっています。

ビールの酒造法によって大きく2つに別れます。

・上面発酵(エール)

・下面発酵(ラガー)

上記のプラスして酵母を自然発酵させる酒造法や、ハーブやスパイス、はちみつ

コーヒー、チョコレート(カカオ)等の副原料を使用したどれにも分類されないものもあります。

・自然発酵(ワイルドエール)

・その他(ハイブリッド)

上記のうちクラフトビールで主流なのは、上面発酵(エール)と下面発酵(ラガー)です。

下記では国別に特徴的なスタイルを説明していきます。

イギリス発祥

上面発酵(エール)

  • ペールエール

1630年頃誕生したと言われたいるエールを代表する琥珀色のビール。

ホップ由来の苦味、モルトの甘味フルーティーな香りのバランスが良いスタイル

  • IPA(インディア・ペールエール)

18世紀末、イギリスから植民地のインドへペールエールを輸出する際に、防腐効果の高いホップを多く入れた事に由来する。香りと苦味が強い。

もともとハイアルコールのペールエールが存在し、それがインドに送られるビールに選ばれたという説もある。

  • アンバーエール

英語で「琥珀」の意味。

麦芽のかもし出す風味と、ホップ由来の程よい苦味と香りが特徴の琥珀色のビール。

  • ESB(エクストラ・スペシャル・ビター)

ペールエールよりは苦く、IPAほどは強烈ではない苦味を持つビール。

モルトの甘味を強め、苦味を抑えている。

  • ポーター

英語で「運搬人」の意味。

ホップ由来の苦味とローストした麦芽の風味が印象的な濃色のエール。

アメリカ発祥

上面発酵(エール)

  • アメリカン・ペールエール

アメリカ産ホップが使用され柑橘系の香りを特徴とする。

IPAほどの苦味や度数はないが、香りは強いものが多い。

  • ゴールデンエール

イギリスのエールより淡色の麦芽を使用する。

わら色から薄い琥珀色まであり、ペールエールに似て、ホップを強く効かせている。

  • アメリカン・IPA

ペールエールの進化版。アメリカ産ホップを大量に使用。

柑橘系の香りと苦味が非常に強い。現代ビールの代表格。

  • インペリアル・IPA(WIPA)

アメリカン・IPAに更にホップを加えることにより、苦味と香りを強めたもの。アルコール度数も高め。

  • アメリカン・ウィート

ヴァイツェンのアメリカ版 アメリカ発祥の小麦のビール。

ホップ由来の香りがさわやかで、麦芽の甘みも感じられる。

ドイツ発祥

上面発酵(エール)

  • ヴァイツェン

南ドイツ発祥。小麦麦芽を50%以上使用。

泡立ちが豊かで、クローブやバナナに似た華やかな香りが個性的。ほのかな酸味がある。

皆本(minamoto)

私が一番好きなスタイルです。

  • へーフェヴァイツェン

無濾過の酵母(へーフェ)入のヴァイツェン。

酵母に由来するフルーティーな香りと白濁した金色が特徴。泡立ちが豊かで苦味は弱い。

  • ケルシュ

ケルシュ協定に調印した醸造所でつくられたものだけが、「ケルシュ」と名乗ることができる。白ワインのよう風味があり、爽やかな口当たりが特徴。

  • アルト

ドイツ語で「古い」の意味。

ドイツ・デュッセルドルフ地域で作られる赤褐色のビール、トーストの様な香り、ホップの苦味と紅茶の様な渋味がある。

下面発酵(ラガー)

  • ボック

アインベックが訛って「ボック」になったと言われている。

高アルコールが特徴。濃厚な麦芽風味によって苦味は隠れている。

  • ヘレス

チェコのピルスナーを手本としてミュンヘンでつくられたスタイル。

色が淡く苦味が少ない、おだやかな味わいが特徴のビール。

  • デュンケル

ミュンヘンの伝統的なビール。

濃色だがクリアな色が魅力的、焼きたてのパンやビスケットのような麦芽風味がある。ホップは控えめ。

  • シュバルツ

ドイツ語で「黒」の意味。

クリアな飲み口で、麦芽由来のカラメルやコーヒーのような香りと甘みがある。苦味は少ない。

その他(ハイブリッド)

  • ラオホ(スモークビール)

燻製にした麦芽を使用した濃色のビールで、少し燻したような燻製香が特徴的。

苦味が弱めで、コクが深い。

アイルランド発祥

上面発酵(エール)

  • レッドエール

色は琥珀色でカラメル麦芽由来のフレーバーと甘みがあり、ホップの苦味は弱めで口当たりはなめらか。

  • スタウト

ポーターを改良して香ばしさと苦味を強調したビール。

麦芽化されていないローストバーレイを一部用いる。

皆本(minamoto)

日本でも販売されている「ギネスビール」が有名ですね!

チェコ発祥

下面発酵(ラガー)

  • ピルスナー

1842年チェコのビルゼン発祥。

世界中で飲まれているピルスナー系スタイルの手本となった黄金色のビール。シャープな味わいが特徴。

皆本(minamoto)

日本の大手ビールメーカーが販売しているビールの多くはピルスナーを手本とした「インターナショナルスタイル・ピルスナー」というスタイルです。

ベルギー発祥

上面発酵(エール)

  • ベルジャン・ホワイトエール

ベルギーのヒューガルデン村発祥の白濁した外観が特徴的の小麦のビール。

フルーティーな味わい。

皆本(minamoto)

日本でも販売されている「ヒューガルデン・ホワイト」が有名ですね!

自然発酵(ワイルドエール)

  • ランビック

空中に保有する野生酵母によって自然発酵させ木樽で長期熟成させたビール。

強い酸味がある。

いかがだったでしょうか。

他にもビアスタイルはまだまだありますが、代表的なものを紹介させていただきました。

ビールを飲む時にビアスタイルを意識して飲むと今よりもビールライフを楽しめますよ!